私が愛用している家庭用エスプレッソマシン Lelit Bianca は、家庭での使用なので水道直結ではなくタンク式で運用しています。
しかし、タンクにホコリや異物が入ることを防ぐための金属のフタ、その取っ手(つまみ)がものすごく細くて掴みづらい!!
早速交換してみましたので、交換したきっかけ、交換品の購入先や交換方法などレポートをまとめたいと思います。
そもそもフタってどんなもの?
実際のタンクのフタがこちらです。

素材用に急きょ撮ったので汚れていてすみません…。
そもそもBiancaの構造として、タンクそのものは樹脂製でできていて、その樹脂タンクを金属のケースに上から差し込み、さらにその上に上記写真のフタを乗せる形になっています。
取っ手を交換することにしたきっかけは?
タンクに給水する水は水道水なので微量の塩素が含まれており、数時間程度でしたらタンク内に付着物が発生したりする心配は要りません。
しかし、一晩など長時間水を入れたまま放置しておくと、特に酷暑の真夏など高温の環境などでは付着物(カルキ?などのヌルヌルしたもの)が発生し、衛生的に不安なため、今日はもう使うことはない、というタイミングでタンク内は必ず空にするように水を抜いています。
ほぼ毎日の作業なのでタンクのフタは頻繁に脱着するのですが、上記の写真の通り、細くて小さい取っ手のおかげでとても掴みづらく、掴むのに力が必要で指先が痛くなったり、何度か指を滑らせて落下させてしまったこともあります…。
そんな時、エスプレッソ文化が旺盛な海外ユーザーのFacebookで、取っ手を交換したぜ!という投稿を発見し、その手があったか!と気付かせてくれたのです。
交換方法はどうやって調べたの?
早速ですが、まずは取っ手(つまみ)を交換後のフタの写真をご覧ください。

金属製から木製になり、マッシュルーム型でだいぶカワイイ路線になりましたが、違和感はありません。
私は以前にも自宅で使っている家具の引き出しの取っ手を交換した経験があり、直感で、これはシンプルな普通の取っ手と交換できるんじゃないか?と考えたのです(Facebookの投稿も参考にしました)。
また、念のため純正の取っ手を分解してみて、その見た目でもイケそうだと判断しました。
交換品の入手先について
取っ手(つまみ)は以前も購入したことがあったので、やっぱりホームセンターかな、と当初は考えていたのですが、調べてみると、なんと令和の時代では100円ショップでも手に入ることが判明!
良い時代になりましたね(キノピオ
閑話休題。
というわけで早速ダイソーで購入してきました。

税込110円。
他にも宝石のようなタイプや色違いなどもありましたが、シンプルで持ちやすそうな形状と色味のコチラを選びました。
もちろんネジも付属していますが、Bianca純正のネジを流用することもできます。
いざ交換!
それでは実際に交換していきます。
まず純正の取っ手をフタのウラから外します、工具はプラスドライバー#2だけです。

普段見えない箇所のため金属の表面処理が甘いところに、少し放置しただけでタンクの水分を吸ってサビが…、悲しい。

ネジを回すだけで簡単に分解できます。
ワッシャーは交換品には付属していないので純正の物を流用しましょう。
あとはシンプルに、購入してきた交換品の取っ手を逆の手順で取り付けるだけです。

写真は一旦仮組みの状態ですが、このネジを外してウラから穴に通し、取っ手を締め付けます。

必要な工具はプラスドライバーだけなので簡単に交換できました。
交換して良かったこと
メチャクチャ掴みやすくなった

もちろんコレが一番の目的だったのですが、掴みやすさを優先して選定したこともあり、期待以上の掴みやすさです。
非常に指掛かりが良くなり、取っ手が大きくなったことで、これまで人差し指と親指でチョコンとしか掴めなかったのが4本の指でしっかり保持できるようになり、落下させてしまう心配が大きく減りました。
触ってもヒヤッとしない
いやいやそれくらい…、と思うかもしれませんが、毎日の作業なので、特に真冬の寒さでは地味に金属取っ手のヒヤッとする冷たさが苦手でした。
Biancaの分離式タンクは本体の熱源から遠いこともあって温まりにくいことも原因のひとつです。
交換した取っ手は木製なので、キンキンに冷たくなることはありません!
エスプレッソマシンのデザインとマッチしている
Lelit Biancaは木製パーツを多く取り入れたデザインが特徴なので、その雰囲気を壊さないことにも気を遣いました。

純正の木製パーツは左右のダイヤルと、トップの圧力調整パドル。
アマゾンで購入した木製のグループヘッドカバーも同様にデザインが崩れないよう選びました。
厳密な色味はさすがに合致しませんが、木製パーツを多用した雰囲気は活かせていると思います。
まとめ
エスプレッソマシン Lelit Bianca のタンクのフタの取っ手交換についてまとめました。
BiancaはバージョンにしてすでにV3となっていますが、使えば使うほど、まだまだ改善して欲しい点が見つかります。
そういった点をカバーするアフターパーツも市場にはたくさんありますが、趣味の世界のニッチな製品だし、海外製が主流のため、円安も加わり、ほんのちょっとした部品でもべらぼうに高い…。
今回のように、場合によっては100円ショップで購入できる商品でもエスプレッソマシンの改造を楽しめる!ということが伝わりましたら光栄です。
エスプレッソマシン本体そのものだけでも非常に高価な物なので、節約できるところは節約できれば、本当に欲しいグラインダーやツール、コーヒー豆などに予算を回すことができるかもしれません。
まだまだお伝えしたいことはたくさんありますので、また改めて記事にまとめたいと思いますので、ぜひブックマークやRSSフィードの登録をして、楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。
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